コーヒーはもはや全世界的に「日常生活には欠かせない飲み物」となり、色んな飲み方、楽しみ方が各地各所で行われています。
ただこの当たり前のように飲まれているコーヒーはいつ頃からどのようにして飲まれるようになったのでしょうか?
コーヒの歴史には諸説ありますが、特に始まりのところに関してはエチオピアのヤギ飼いカルディの伝説やシーク・オマールの伝説が有名なところになります。
どちらもコーヒーの実を食べたことで身体が元気になったり病気が治ったりというようなお話しですが、9世紀ごろのエチオピア付近では実際にコーヒーの実を食べたり、コーヒー豆を乾燥させてすりつぶし、熱湯で抽出して飲まれていました。
このようにコーヒーは当初、風味を楽しむ飲み物ではなく、「秘薬」として使用されていたのです。
この「秘薬」として扱われていたコーヒーは、13世紀に入り焙煎に至るまでの経緯に関しては不明な点の多いところですが、香りと風味を楽しむ飲みものへと変わっていったようです。
また、「コーヒー(Coffee)」という言葉は、コーヒーが発見されたエチオピアの「Kaffa(カッファ)」が由来とも言われています。